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渡邊がまだ22歳頃は石神井公園の近くに住んでいました。

その時飼っていたのが紀州犬のシロでした。

なぜシロが我が家にいたのかなって思い出せない。

ただとっても良き番犬だったので、
ちょっとでも知らない人が通るとしっかりと吠えてくれました。

今で言う閑静な一軒家ばかりの住宅が並んでいました。

隣近所には
本当に迷惑なうるさいシロだったかもしれませんが、
皆さん大目に見てくれました。

渡邊はその頃からジョギングをしてまして
その時はいつもシロが一緒に走ってくれていました。

ある日、一緒にジョギングしている時に
突然車が来て針金の輪っかでシロの首に引っ掛けて
車の荷台に投げ入れたんです。

びっくり仰天して、何すんですか!!!
って叫んだらそのおじさん、

「リードをしてないから捕獲します。
 1週間は保管しますから取りに来てください。」

と言ってそのまま過ぎ去ってしまいました。

ウッソ!飼い主私なんですけど!

言っても時すでに遅し、
シロの悲しそうな眼は今もはっきりと覚えています。

今なら散歩にリードするのは当たり前かもしれないけど、
45年も前です。

そんな前から犬の散歩は
リードをつけることを徹底してたんですよね。

知ってましたか?

いずれにしても即刻、
高井戸あたりの収容場所に行ってもらい下げてきました。

収容されているワンチャン達が皆悲しそうで、
飼い主が引き取りに来ないと皆、、、、。

いたたまれなくなったのを思い出しました。

シロは今ではちょっと珍しいかもしれないですが、
庭で飼っていました。

なので残念ながらフィラリアにかかってしまい
亡くなってしまいました。

走るのがすっごく好きで、
走りすぎてブレーキが掛からなくて
フェンスにぶつかってしまったことも何回かあって、
ちょっとおっちょこちょいなシロ。

渡邊の良き伴走犬でした。

次回はブラと言う真っ黒な猫ちゃんのお話です。

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